ご挨拶

院長 小川 恭一

当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
このたび、2020年6月1日より、本郷台駅前メディカルモールにて、小川整形外科リハビリテーションクリニックを開業する運びとなりました。
これまでは、地域のみなさまには、横浜栄共済病院整形外科でお世話になりました。

専門である人工関節手術のみならず、四肢の骨折・靱帯損傷、関節・スポーツ疾患、脊椎疾患の手術および保存的加療を数多く経験し、骨粗しょう症の治療にも力を入れて参りました。
今後は、これまでの知識と経験を存分に生かし、スタッフともども、患者さんの立場に立った心くばりを大切に、気軽に相談できる、あたたかいクリニックを目指して参ります。
運動器の健康を守り、一人ひとりの「豊かな」暮らしを支えることで地域に貢献し、地域のみなさまと、人生百年時代に挑み続けます。

どうぞよろしくお願いいたします。

医療法人社団 新勝会
小川整形外科リハビリテーションクリニック
理事長・院長
小川 恭一

略歴

千葉県出身

2003年
金沢大学医学部医学科 卒業
2003年
金沢大学整形外科 入局
2004年
以降、北陸3県の金沢大学整形外科関連病院で
研鑽を積む
2010年
金沢大学整形外科
2011年
国家公務員共済組合連合会 横浜栄共済病院 整形外科医長
2020年
小川整形外科リハビリテーションクリニック 開院
横浜栄共済病院 整形外科非常勤医師
2023年
「医療法人社団 新勝会」設立 理事長就任

※医療法人の名称は、院長のふるさとにある有名な寺社からご尊名を拝借し、患者様が病気や怪我に「新たに勝つ」ようにという想いがこめられております。

資格・学会

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本整形外科学会 運動器リハビリテーション医
  • 日本整形外科学会 リウマチ医
  • 日本整形外科学会 脊椎脊髄病医
  • 難病指定医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医

メディア情報

神奈川新聞(2022年5月28日朝刊)「教えて!!ドクターQ&A」
Q:70代女性です。半年くらい前から少しずつひざが痛み、立ち上がる時や歩き始めが特に痛みます。病院で「変形性ひざ関節症」と診断され、ゆくゆく手術の可能性があると言われました。できれば手術は避けたいのですが、手術しなくても直すことはできるのでしょうか。

A:人間は二本足で歩行しますので、両足のひざには負担がかかります。変形性ひざ関節症は、年齢を重ねるにつれて「ひざの軟骨」がすり減り、痛みや腫れ、曲げ伸ばしの制限とともに「ひざの変形」が起こる病気です。一気にひどくなることは少なく、何年にもわたって少しずつ進行していくのが特徴です。立ち上がるときの痛みや歩きはじめの痛みは、変形性ひざ関節症の「初期」の症状と思われますので、今から適切に治療を開始すれば、手術をしなくても痛みをとることは十分に可能と思われます。

手術をせずにひざの痛みを和らげる保存療法には、薬や注射(ヒアルロン酸やステロイド薬)、装具療法、物理療法(ひざを温めて血行をよくする温熱療法など)、運動療法などがあり、これらを適切に組み合わせることが必要です。最近では、ひざ軟骨に対する再生医療も注目されていますが、まだ今後の研究が期待される段階です。

予防には、とくに運動療法が重要です。また、肥満や過体重はひざの痛みと病気の進行の危険因子ですので、食生活の見直しと運動療法による減量が必要です。全身運動では、ウォーキングやひざに負担のかからないプール歩行、自転車こぎなどがよいでしょう。もちろん、簡単な筋トレやストレッチも有効です。時間は15~20分で、少し汗ばむもしくは息が弾む程度が目安です。一度に長時間やるよりも週2,3日でもよいので続けることが大事で、くれぐれもやりすぎには注意してください。運動療法では、とくに太ももの前の筋肉(大腿四頭筋といいます)を鍛えることが大切で、脚あげ体操や横脚あげ体操など、自宅で簡単にできる体操があります。具体的なやり方については、お近くの整形外科医や理学療法士に相談して頂き、こちらも無理なく続けることが肝要です。例えば、「今日は、3000歩以上歩いた」などと運動の記録をとると自信や達成感が得られ継続につながると思います。変形性ひざ関節症は、適切な保存療法で進行を防ぐことができる病気です。ひざの健康を保って、元気に毎日を過ごしましょう。